【kintone】を使用してみて思った使いづらいところ
もう書いちゃう。(2018年11月時点)
注:kintoneはコミュニケーションツールとしての機能もありますし、利用するメリットもいっぱいあります!
アプリのアクセス権の設定がざっくりしすぎている
ちょっと項目を追加したい、ちょっと新しい一覧画面を作りたいとき、いちいちアプリ管理者がやらなくちゃいけないの?問題です。
小規模オフィスで、バイトさんにこまごました作業を任せたいけどアプリそのものの削除やその他設定まで触ってほしくないことってありませんか?
「アプリのアクセス権」を設定するところ。
「アプリ管理」を有効にすると設定画面にアクセスできますが・・・
権限設定やアプリの削除もできちゃう!
一覧画面が見づらい
kintoneの見た目は自作しなくてもスタイリッシュでおしゃれです。列幅も自動調整してくれます。
でもデータ閲覧、入力という本来の目的で見た場合・・・
空白をとりすぎて、必要な部分がパッと見づらい!
(もうちょい項目を増やすと更に悲劇的なことになります)
列の幅は利用者がマウスで動かせるものの、いちいち・・・ね。それにタブレットではその操作しにくいです。
大量のデータを扱いたい場合、行幅もとりすぎ感が否めません。一覧画面はたくさんの情報が一気に見れるようにして欲しい!
※項目の上にマウスのカーソルを乗せると「・・・」で省略されている部分も含めポップアップされます。
※データ内容は架空のダミーデータです。
一覧画面から編集が手間
一覧画面上で編集するときは右端のペンマークをクリックし、編集後、保存ボタンをクリックして保存します。
ペンマーククリック後の画面。保存ボタンはどこ?
閲覧時の幅と編集時の幅が違うようです。保存ボタンをクリックするために右にスクロールしないといけません。
(もうちょい項目を増やすと更に悲劇的なことになります)
もっとワイドなディスプレイに買い替えたらいいんでしょうか・・・?
データをじっくり記入する時はともかく、1つの項目をぱぱっと手直ししたいだけなのに・・・という時は非常に面倒くさく感じます。
一覧を印刷できない
できないんですね・・・。
それくらいできるだろうと思って使い始める方、多いんじゃないでしょうか。
データ(アプリ)間自動連携がしづらい
個人的に、1つのシステムに色々なデータを集約する意味ってここにあると思うのですが。
JavaScriptでカスタマイズすればできますが普通のサラリーマンには敷居が高いし、もっと簡単にやりたいです。
これが簡単にできないなら今まで通り、クラウドにアップロードしたエクセルを共有する、Google スプレッドシートを使う、でいいんじゃないかと思います。
じゃあどうしたらいいの?
kintoneを使わない、という選択肢がとれない会社の歯車の方へ。
1. プラグインを使う
無料プラグインもたくさんあります。
有料プラグインはぱっと見とんでもなく高く見えますが、サポートをしてくれるものであれば、後任への引継ぎ・kintoneの仕様変更など今後のことを考えて、購入したほうがいいかもしれません。
2. カスタマイズ開発を依頼する
予算と時間があり、やりたいことをうまくくみ取ってくれる開発会社さんがいれば。
ご利用は計画的に・・・。
そもそもkintone本体の値段設定ってカスタマイズ開発が前提なのかな?
3. 自分でJavaScriptカスタマイズする
完全に自社フローに合わせて作れますし、金銭面では良いですが、多大な勉強コストがかかります。
本業の片手間にkintone管理者に任命されているような人には向かないかと思います。
kintoneはシステム開発者には優しいツールのようですが、現場で使う側にはかゆくて手が届かないところ結構ありますね・・・。
使用感大切です。